昨日までの重圧から解放されたのか、随所に開き直ったプレーが見られた全日本。選手たちは、いま持てる力をフルに発揮した。しかし一方で「全日本の現在の戦い方では、ここまでが限界」と思ってしまったのも正直なところである。
- 07/11/17
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昨日までの重圧から解放されたのか、随所に開き直ったプレーが見られた全日本。選手たちは、いま持てる力をフルに発揮した。しかし一方で「全日本の現在の戦い方では、ここまでが限界」と思ってしまったのも正直なところである。
出だしは良かった。選手たちに今日の一戦にかける意気込みも感じられた。しかし第1セットの中盤にミスを連発して自らリズムを悪くしてしまうと、それ以降は最後まで流れを取り戻せなかった。
とにかく第2セットを競り負けたのが痛かった。あのセットを取っておけば、あるいは日本のペースに持ち込めたかもしれない…。以降はキューバにサーブで崩され、コンビが使えずにオープンのみの単調な攻めに終始してしまった。
今日は控え選手をまんべんなく使い、しかもそれぞれが活躍するという、チームのムードを盛り上げるのには最高の試合だった。第2セットで河合選手を竹下選手と交代させるという、「石橋を叩いても渡らない」柳本ジャパンにしては珍しい大胆な選手起用には驚いたが…。
鬼気迫る表情で「勝ちたいオーラ」を全身から放っていた高橋選手。流れが悪くなった場面で、何度彼女の一本に窮地を救われたことか…。
やはり力の差はいかんともし難い。それでも第1 〜 第2セットは比較的善戦していた。しかし、普段動かないことの多い柳本ジャパンが珍しく動いた第3セット、逆にチームのリズムは乱れてしまった…。
全日本がブラジルなどの強豪と対戦しているとき、しばしば「異種格闘技戦」を見ているような気分にさせられることがあるが、今日のタイ戦は紛れもなく「同じ種目で戦っている」という安心感があった(笑)。
最近不調の韓国と言えども、さすがにワールドグランプリやアジア選手権とは比較にならないほどモチベーションが高く、チーム力もアップしていた。しかし落ち着いて集中しきっている全日本の選手たちの表情を見ていると、リードされていても不安感はなかった。