【第22日】準決勝 : ドイツ 0 - 2 イタリア
今大会のベストゲームであり、イタリアが今大会のベストチームであることを確信させてくれた試合だった。
振り返ると、今までイタリアが活躍した大会では、1982スペイン大会のロッシ、1990イタリア大会のスキラッチ、そして1994アメリカ大会のバッジョと、必ずスポットライトを浴びる選手がいた。しかし今回のチームにはそういった「主役」が見あたらない。しかしだからつまらないかと言うと、決してそんなことはない。
それどころか、このチームは試合毎に活躍する選手がころころ替わるので(例えばウクライナ戦ではザンブロッタとトーニ、今日の試合ではグロッソとピルロといった風に)、毎回新鮮な驚きを与えてくれる。まさに「全員が主役」だ。
このように選手ひとりひとりの個性が輝くチームに仕上げたリッピ監督の手腕は、とにかく見事の一言(試合で交代させた選手が必ず活躍するという采配ぶりも神懸かり的?)。
一方のドイツだが、決して悪い試合内容ではなかった。ただ2試合連続の延長戦が堪えたのか、後半から動きに精彩がなくなる選手もいた。また再三あった決定的なチャンスを逃したのも響いた。それと「 PK 戦に持ち込めば勝てる」という安心感も多少はあったのかも知れない・・・。
しかし、大会前の下馬評では決して高い評価とは言えなかったドイツが試合毎にその評価を上げ、ここまで勝ち上がってきた事には心から賞賛の拍手を送りたい。
ちなみに劇的な幕切れの後、歓喜に沸くイタリアベンチ、傷心の選手を慰めるクリンスマン監督など印象的なシーンが多かったが、個人的に一番ツボだったのはガットゥーゾ選手の号泣。
まさに「鬼の目にも涙」。
- 今日の MVP
- グロッソ(イタリア)、ピルロ(イタリア)、デルピエロ(イタリア)
- 06/07/06
- サッカー > W杯 > 2006ドイツ
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