【第21日】準々決勝 : ブラジル×フランス
「策士策に溺れる」。
ブラジルは、選手もそうだが特にパレイラ監督がフランスを意識しすぎた。前の試合まで機能していた布陣をあえてロナウドのワントップに変え、ロナウジーニョを前目のポジションに移動させことにより、逆に中盤での組み立てが出来なくなりブラジルらしいリズムを失わせてしまった。
後半途中でアドリアーノを投入しいつもの布陣に戻した後、急にリズムが良くなったのを見ても、ブラジルはこの試合のかなりの時間を無駄に費やしてしまったと言わざるを得ない。
一方のフランスはスペイン戦同様、ジダンが絶好調。彼の好調さにつられたかのようにチーム全体も勢いづき、終始試合の主導権を握っていた。前半はブラジルの機能しないシステムにも助けられたが、後半攻め込まれた時間帯でのディフェンス陣の踏ん張りも見事だった。
彼の大会になるのではと言われていたロナウジーニョだが、今大会ではチームプレーを意識しすぎたのか、いつもバルセロナで見せている自由奔放な動きががかなり抑制され、結局目立った活躍も少ないまま大会を去ることになってしまった。もっとわがままに彼らしさを発揮して欲しかった・・・。
試合毎に徐々に運動量を増やしてきたロナウドも、ついにこの試合では守備のために走って自陣に戻れるまでに(笑)コンディションが回復したが、まだ本来のキレにはほど遠かった。まぁそれでも3得点も挙げているのは脅威だが。
しかしグループリーグの戦いぶりを見て、誰がフランスのベスト4を予想しただろうか。試合毎に往年の輝きを取り戻すジダンの神通力のなせる技なのか・・・。
今大会は「ジダンの大会」になりつつある。
- 今日の MVP
- ジダン(フランス)、アンリ(フランス)
- 06/07/02
- サッカー > W杯 > 2006ドイツ
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