【第20日】準々決勝 : ドイツ 1 - 1 アルゼンチン(PK : 4 - 2)
前半は中盤でのプレスの掛け合いによるこう着状態が続き、まるで決勝戦のような重苦しい雰囲気に。後半はアルゼンチンの先制を機に、一転して巧守がめまぐるしく変わる激しい試合展開にと、まるで2試合分を見せられているような濃い試合内容だった。
流れを変えたのはアルゼンチンのペケルマン監督の選手交代?
アルゼンチンの守護神ロベルトの負傷交代でプランが狂ったこともあるだろうが、後半27分にリケルメ、34分にクレスポを替えて明らかに守備的な布陣を敷いたのは少し早すぎた気がする。ドイツに同点にされたのは2人の交代とは直接関係ないと思われるが、その後アルゼンチンがよく攻めていたのにもかかわらず、やや単調な攻めに終始し相手の虚をつくような効果的な崩しができていなかったのは、明らかにリケルメの不在が影響していたように見えた。
ドイツは後半に入って押されている時間帯が長かったが、クローゼの一発が窮地を救った。クローゼは今大会ずっと好調を維持できているのが凄い。まさに不動のエース。今日のゴール(5得点目)で得点王も見えてきた。
PK 戦では、やはり GK の圧倒的な経験の差が出た。
ドイツのレーマンは、相手のキックのコースを4本とも全て読んでおり、うち2本を阻止(ちなみに PK 戦の突入前、あのカーンがレーマンに言葉をかけ励ましていたシーンは印象的だった)。一方のアルゼンチンの交代で出場したレオ・フランコは4本中3本が逆をつかれ、1本も止められなかった。ここら辺は正 GK の負傷という不運が響いた。
とにかくどちらが敗れても「早すぎる敗退」が惜しまれる一戦だったが、特にアルゼンチンの場合はメッシのプレーをもう一度見る事ができなかったのが残念。4年後に、もう一回り大きくなってチームの中心選手となっている彼の姿を見たい。
最後にもう一人この試合で忘れてはならないのは、主審のルボシュ・ミヘル氏。両チームの選手が入れ込みすぎて荒れそうだった前半、なるべくイエローを出さないようにしながらうまく試合をコントロールしていた。彼の手腕が好試合の演出に一役買っていたのは間違いない(ちなみに PK 後の両チームの小競り合いは彼とは全く関係がない一件で、ドイツの選手が挑発したのが原因らしい)。
- 今日の MVP
- クローゼ(ドイツ)、レーマン(ドイツ)、ルボシュ・ミヘル主審
- 06/07/01
- サッカー > W杯 > 2006ドイツ
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