【区間】ヴェローナ 〜 アルペ・ディ・パンペアーゴ / ヴァル・ディ・フィエンメ(195km)
1週間前、目前でステージ優勝を逃し悔し涙を流したあの男に、雪辱を果たす日がやってきた。
ついに突入したドロミテ山岳3連戦。ベッティーニ(クイックステップ)、ヴァンデヴェルデ(スリップストリーム)、フォイクト(CSC)ら、錚々(そうそう)たる面々によって形成された総勢13人の逃げ集団から、残り 50km マンゲン峠の上りで飛び出したのがセッラ(CSF)。
みるみるうちに後方集団との差を開いたセッラの勢いは、ゴール前に立ちはだかるパンペアーゴの急勾配でも全く衰えず、最後は独走状態でゴール。
勝利への執念が見ているこちらにひしひしと伝わってくる、セッラの気迫あふれる走りには感服させられた。彼のマリアヴェルデ獲得がにわかに現実味を帯びてきた。
一方、メイン集団ではシモーニ(セッラメンティ)を筆頭に、メンショフ(ラボバンク)、リッコ(サウニエルドゥバル)、ディルーカ(LPRブレイクス)、コンタドール(アスタナ)、ペッリツォッティ(リクイガス)らがしのぎを削る展開に。
いよいよ始まった総合上位陣の壮絶な「ふるい落とし合戦」は、コンタドール、ディルーカがややタイムを落としたものの決着つかず。勝負は翌日以降に持ち越された。
そして8日間マリアローザを死守したヴィスコンティ(クイックステップ)もついに首位陥落。ここまでベッティーニとの二人三脚ぶりなど話題を提供しつつ、予想外の健闘を見せた彼にも拍手を送りたい。
表彰台では、ヴィスコンティに代わって「人生初」のマリアローザを着たボシージョ(LPRブレイクス)の初々しいシャンパンファイトが印象的だった。
- 第14ステージ:結果
-
- エマヌエーレ・セッラ(イタリア / CSFグループ・ナヴィガーレ)5h37'14"
- ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ / ティンコフ)+4'38"
- ホアキン・ロドリゲス(スペイン / ケースデパーニュ)+5'08"
- ホセ・ルハノ(ベネズエラ / ケースデパーニュ)+7'38"
- パオロ・ベッティーニ(イタリア / クイックステップ)+7'59"
- マリア・ローザ(個人総合)
-
- ガブリエーレ・ボシージョ(イタリア / LPRブレイクス)63h10'47"
- アルベルト・コンタドール(スペイン / アスタナ)+05"
- マルツィオ・ブルセギン(イタリア / ランプレ)+28"
- マリア・チクラミーノ(ポイント賞)
-
- ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア / リクイガス)144pt
- マーク・カヴェンディッシュ(イギリス / ハイロード)86pt
- パオロ・ベッティーニ(イタリア / クイックステップ)84pt
- マリア・ヴェルデ(山岳賞)
-
- エマヌエーレ・セッラ(イタリア / CSFグループ・ナヴィガーレ)62pt
- ヴァシリ・キリエンカ(ベラルーシ / ティンコフ)28pt
- アレッサンドロ・ベルトリーニ(セッラメンティ)20pt
- マリア・ビアンカ(新人賞)
-
- リカルド・リッコ(イタリア / サウニエルドゥバル)63h11'49"
- ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア / クイックステップ)+0'33"
- ユルゲン・ヴァンデンブロック(ベルギー / サイレンス・ロット)+1'02"
- チーム総合
-
- CSFグループ・ナヴィガーレ 188h22'35"
- アスタナ +11'22"
- チームCSC +18'15"
- 08/05/25
- 自転車競技 > ジロ・デ・イタリア > 2008年
この記事の URL & トラックバック URL
- この記事の URL
- この記事のトラックバック URL










