【区間】トレント〜トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(184km)
今大会最大のピンチに追い込まれたディルーカ(リクイガス)が土壇場で見せた「底力」に驚かされた。
山岳ステージでは例によって「そこに山があるから上る」的なプリミティブな走りを見せるサウニエルドゥバル。今日もピエポリと「若者」リッコを先頭集団に送り込み万全の戦闘態勢を敷く。
それを追うディルーカのいるメイン集団は、サヴォルデッリ(アスタナ)の確信犯的な(?)ハイペースの引きにより、あろうことかリクイガスのアシスト勢が全員ちぎれるという(ディルーカ、リクイガスにとっては)緊急事態が発生。
さらにサヴォルデッリはここぞとばかりにマッツォレーニ(アスタナ)を引き連れ集団を抜け出す。総合争い上位のマッツォレーニを逃がすわけにはいかないディルーカだが、同じ集団を形成するのがシモーニ(サウニエルドゥバル)、クネゴ(ランプレ)、シュレック(CSC)という総合争いのライバルたち。マッツォレーニを追いかけようにも誰も集団を引いてくれないという、ある意味当然(?)の「ディルーカ包囲網」を敷かれ、絶体絶命のピンチにおちいる。
しかしこれがディルーカの闘争心に火を付ける。残り 2km で自ら猛然とアタックを敢行したディルーカが鬼神のごとき走りを見せ、6位でゴール。終わってみれば5位のマッツォレーニとの差は最小限にとどめ、逆にシモーニ、クネゴ、シュレックとの差を広げるという結果に。
まさにマリアローザを着るにふさわしい圧倒的な力を見せつけたディルーカの走りは、今大会の記憶に残る名シーンとなった。
一方、ステージを制したのはリッコ。最後はピエポリがリッコにゴールを譲った形。第8ステージでは先走って怒られた若者(※こちらの記事のミニコラム参照)が、今日はシモーニ親分の許可も得て(*1)嬉しいグランツール初勝利に輝いた。
- 第15ステージ:結果
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- リカルド・リッコ(イタリア / サウニエルドゥバル)5h47'22"
- レオナルド・ピエポリ(イタリア / サウニエルドゥバル)
- イバンラミロ・パッラ(コロンビア / コフィディス)+10"
- フリオ・ペレスクアピオ(メキシコ / チェラミカパナリア)+32"
- エディ・マッツォレーニ(イタリア / アスタナ)+1'29"
- マリア・ローザ(個人総合)
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- ダニーロ・ディルーカ(イタリア / リクイガス)68h00'55"
- エディ・マッツォレーニ(イタリア / アスタナ)+1'51"
- アンディ・シュレック(ルクセンブルク / CSC)+2'56"
- マリア・チクラミーノ(ポイント賞)
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- アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア / ミルラム)135pt
- ダニーロ・ディルーカ(イタリア / リクイガス)108pt
- パオロ・ベッティーニ(イタリア / クイックステップ)96pt
- マリア・ヴェルデ(山岳賞)
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- レオナルド・ピエポリ(イタリア / サウニエルドゥバル)60pt
- ダニーロ・ディルーカ(イタリア / リクイガス)41pt
- リカルド・リッコ(イタリア / サウニエルドゥバル)36pt
- マリア・ビアンカ(新人賞)
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- アンディ・シュレック(ルクセンブルク / CSC)68h03'51"
- リカルド・リッコ(イタリア / サウニエルドゥバル)+43"
- ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア / チェラミカパナリア)+13'17"
- チーム総合
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- サウニエルドゥバル 203h15'02"
- チェラミカパナリア +11"
- ランプレ +43"
- クアピオ、悪魔に魂を売り渡す?の巻
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先頭集団が通りかかると例によってピョンピョン跳びはねる悪魔おじさん。いつもは放置される彼だが、今日は思わぬ援軍が!
なんと、集団にいたクアピオ(チェラミカパナリア)が突如おじさんに槍をよこせとアピール→戸惑いながらもクアピオに槍を渡すおじさん→次の瞬間、前を走るピエポリ(サウニエルドゥバル)のおしりを槍で突き刺すポーズを見せるクアピオ(笑)→悪魔おじさん大興奮!いつもよりジャンプの高さが 20cm アップ!
そしてクアピオも「ねえねえ、今の俺のパフォーマンス、見てくれた?」とばかりに満足げに隣のリッコに話しかけるも、リッコに思い切りスルーされるというオチが...(泣)。
- 07/07/30
- 自転車競技 > ジロ・デ・イタリア > 2007年
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